【FAQ】スーモやアットホームに同じ物件が出ているのは何故か

不動産のポータルサイトとして有名な「スーモ」、「アットホーム」、「ホームズ」、「ヤフー不動産」などを見ていると、全く同じ物件が掲載されていて、何だか怪しいと思われた事はないですか?

(例) 「あるマンションの、205号室が、同じ値段で出ている・・・」など。
でも、取り扱っている不動産会社は違うな・・・

不動産業界もグレーなイメージがまだまだ残っているので余計にそう感じ取られる方も少なくないのではないでしょうか。

これは、不動産業界ではごく自然なことで怪しくはありません。

もし、上記(例)において、取り扱っている不動産会社が同じだったらば・・・この場合は・・・

簡単に申しますと、不動産会社がスーモやアットホームなどに掲載するには掲載枠を契約(有料)をしてます。枠を無駄に使用することはあまりしないと思いますので、これはないかと思います。

もしかすると同じ会社が同じ物件を2件以上掲載できないようにポータルサイトで縛っているかもしれません。(この辺はアバウトで申し訳ありません。)普通はもったいないので考えないですよね。

もし、上記(例)において、同じ物件に見えるのに金額が違うんですが・・・この場合は・・・

掲載している業者の中で正しい金額を把握していない、確認が遅れたなどで金額の訂正が遅れているという可能性が高いです。

不動産業者全社が直接売主の方とやり取りしてればよいのですが、そうでない場合も多いです。売主が1社を窓口として売却依頼をする形で話が進んでいると、どうしてもこういうことが起きてしまいます。

あってはならない事なので、不動産業者は、毎日「レインズ」をチェックして価格変更や在庫の情報に敏感になっていなければなりません。

遠回りになってしまいましたが、

スーモやアットホームに同じ物件が出ているのは何故か

についてです。

 不動産(マンションや建物や土地)を売りたい人(売主)は、通常は不動産会社に売却を依頼します。売ってもらう契約を媒介契約(仲介してもらう為の契約)といい、この契約を販売活動の前に締結しなければなりません。

 媒介契約は、種類ございまして売主が①1社に頼む場合と、②2社以上に頼む場合があります。その際、2社以上に頼む場合はそれぞれの会社がスーモやアットホームに出す可能性がございますので、その数だけ掲載されることとなります。

 また、①の場合でも、他の業者が頼まれた業者にスーモに掲載させてもらえませんかという許可を得て載せる場合もあります。この場合も、スーモに掲載させてもらえる業者が掲載している場合もあります。①、②が混在している場合もあります。
 
 また、宅建業者が一度買取して物件を取得して、それを売っている場合も同じです。(こちらは日常的な商品の流れなので分かり易いのではないでしょうか?業者が仕入れて、それを売っている場合と同じです)
この場合も、他の業者に客付けをしてもらいたい場合、他の業者が売りたいと申し出れば、他の業者に販売活動を依頼する可能性があります。

これは、不動産取引の特徴から生じるものです。(個人間売買の)仲介の場合は、売主と買主の両方から手数料をもらうことができます。なので、買主さんを見つけるだけの業者(ここでいう、売主とは媒介契約は結んでいない業者)は、買主さんからの仲介手数料が売上げとなります。

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もうっちょと細かく
不動産を売却したり、購入したりするためには、専門知識が必要です。あとあと拗れないためにも通常は、個人売買では、売る人も買う人も不動産会社を通します。お客さんを探すのも容易ではありません。

一方不動産会社では、個人間売買の仲介をする時の会社存続のための売上げは、仲介手数料を獲得することです。

宅建業法で規制されている仲介手数料は、売主側と買主側の両方からそれぞれ請求することができます。

(例1)a業者が、Pさん(売主)から売却を依頼され、a業者がQさん(買主)を見つけてきてPさんQさん間の個人売買を成立させると、a業者は、PさんからもQさんからも仲介手数料がもらえます。

(例2)a業者が、Pさん(売主)から売却を依頼され、b業者がQさん(買主)を見つけてきてPさんQさん間の個人売買を成立させると、a業者は、Pさんから仲介手数料をもらえますし、b業者はQさんから仲介手数料をもらえます。(a業者は例1と比較すると売上げは単純計算で半分になります。またb業者は、この場合のa業者と単純にいうと同じ額の仲介手数料を請求することができます)

なので、不動産業界では、売主を探すだけでも媒介契約を結び、後日それを自分で売らなくても仲介手数料としての売上げが成立します。

そういう背景があるので、売主と媒介契約を結んでいなくても、他の業者が売るということは不動産業界では日常的に起きるわけです。

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